2008-03-26 一六一 晨霞(六八) 新譯華嚴經音義私記倭訓攷 箋註 ○一六一 晨霞(六八) 音計以{ケイ}反、可須美{カスミ} 計以はケイで霞の和音を示すのであらう。假は呉音ケだから霞にもケの音があつても不思議では無いが、ケイは珍しい。霞は記に春山之霞壯夫{カスミヲトコ}が見えるが、假名書は無い。萬葉には假名書例九例あるが何れも可須美の字を使用して居る。かなり固定して居たか。四段活の連用形だから美で可い。