2007-10-18 四 挹(序) 新譯華嚴經音義私記倭訓攷 箋註 ○四 挹(序) 因入反、酌水也、謂以㆑心測㆓度於法㆒也、酌音着、川久牟{クム} 註は一部慧苑と合ふ。川は訓字の旁を符號的に使用したもので、和訓の義である、點本や辭書に珍しく無い、今後は皆訓字に改めて引く。さてクムと云ふ假名書は無いが、萬葉集に挹、及び木篇に邑を書いた字、又酌をクムと訓んで居り、新撰字鏡に挹を水久牟とある。靈異記興福寺本第九話に汲〈久牟〉