2007-09-09 一三 寛濶平家物語に見える「手篇」の語については、「挊」字をおなにいの義に使ふから、其の隱語として、生れたもので、文字通りに手篇{てへん}である、挊字の篇の事を云ひて、其の字全體を匂はすのであると云ふ解釋を聞く事を得たから書き加へる。