2007-10-27 一三 泉澗(四) 新譯華嚴經音義私記倭訓攷 箋註 ○一三 泉澗(四) 音間、訓左波{サハ} 此のサハは無論澤のサハと同語である。富士の奈流佐波のサハも亦澤である、多いの義の左波爾〈萬葉に珍しくない、記に「つゞら佐波卷きさみ無しにあはれ」〉を「あめの下に國はしも澤二{サハニ}あれども、」「里はしも澤爾{サハニ}あれども」と書いて居る例がある。