2008-03-14 一四九 煑(六六) 新譯華嚴經音義私記倭訓攷 箋註 ○一四九 煑(六六) 湯爾{ユニ} 前條で引いた經文に以㆑湯煑とあるから、湯字を添へてユニと註したのであらう。湯は、萬葉に由・遊・喩などで書く助辭のユを、三芳野ノ眞木立山湯{ユ}見降セバ、と云ふ樣な例がある。ニルの語は第十卷二五のニイルゾの條參照。